最高の体調を目指す!持病を乗り越えて充実した毎日へ・・・

YOPPYと申します。医療関係職10年目。昔から気象病、アレルギー(花粉症、咳喘息等)に悩んでいます。同じように悩む方と交流したいです。自分が取り組んでよかった対策を紹介していきたいと思います(あくまで私見にはなります)

身近にいる、大人の発達障害な人・・【どう付き合うか】

hitoこんにちは!YOPPYと申します。

 

昨今では、多くの人に「自閉症」とか「発達障害」の知識が多少なりとも浸透してきたのだと思います。よくNHKでも特集されていますね。

 

当方の場合は、母親が発達障害(攻撃タイプ)です。

診断はされていませんが高い確率でそうでしょう(病院は行ってくれません)。

当方の弟が発達障害で診断、手帳取得済。母方の祖母も発達障害気質でコミュニケーションに問題あり・・発達障害は遺伝しやすいということで、発達に問題があることは間違いなさそうです。

 

子育て関係の専門の方にお聞きすると「母親が発達障害だと家庭自体が激しく困難な状況に陥りやすい(まだ父が発達のほうがマシだそう 笑)」んだそうです。

当方はその体感者でして、ずばりその通り「人生ハードモード」でした。

 

 

1 当方の母親について

まず、母がなぜ発達障害と思われるかという所を具体的に書いてみますと

 

〇攻撃性が非常に高い

 仕事から帰ったら毎日キレて、家族に罵声を浴びせる。これが小一時間続く。

 特に換気が悪いことにキレやすく、なぜ窓が開いていないのかとなじる。

 自分が気に入らないことがあると、家族のせいにして責める。

 子どもの成績が少し下がっただけでパニックになり子どもに当たる。

 ↑相手を攻撃して自分を守っているわけですが、これらが子どもにとっては心理的虐待に当たるわけです。

 

〇異常なこだわり

 家事を子どもに頼むが、自分のやり方通りになぞらないと気が済まない。

 洗い物で、食器にほんの少しでも油が残っていると全部やりなおし(感覚過敏)。

 子どもが家にいるときは、勉強か家事以外のことはさせない(娯楽は基本的には認めたくない)。

 

〇コミュニケーションが取れない

 子ども的には雑談しているつもりでも、自分が責められたと感じるポイントに触れるとすかさず攻撃にまわる。特に低学歴にコンプレックスあり、学歴の話になると攻撃的になりやすい。

 物事をすぐに忘れてしまうので、話に相違が起きてコミュニケーションにならない。

 

〇家事や整理整頓ができない

 物の整理整頓ができず、物が捨てられないので、部屋の中は常にプチごみ屋敷状態。冷蔵庫や棚の中には消費期限切れのものが大量に。

 料理が上手にできないので、お惣菜か、子どもが中学生になった頃から任せる。

 特に書類の整理が苦手で、チラシや学校からのお知らせ、プリントが山積みに。

 いらなくなった布団やタオルケット類を捨てるのも苦手。

 ↑現在でも実家に帰ると、冷蔵庫は物でいっぱいで真っ暗。布団だらけです笑。

 

大分悪い人に聞こえますね(笑)

仕事は頑張って毎日行ってくれていました。父は何やってたの?→長期の単身赴任でした・・。詳細は控えますが、当方はここまで来るのに人生超ハードモード・・。

正直色んなことがあって本当に大変でした。(※ここで詳しく記述することは控えます)発達障害の方全てが同じ症状ではありません。

 

2 「自傷他害」について

心を病んで、自分を傷つけてしまう人がいますね。代表的なのだと「リストカット」とかなのですが、うちの母のように「他人を攻撃する」のか「自分を攻撃する」のかの差であって「攻撃すること」は本質的には同じなのです。

「攻撃すること」で安定しているわけです。

「自分を傷つける」人は、精神的な病気と認識されやすいですが「他人を攻撃する人」は病気と扱われにくい。なぜでしょうね。難しい問題です。

 

3 現在の発達障害の大人は殆ど診断されていない。

発達障害者支援法ができた平成16年前後から、保健センターや発達センター等、子ども関係の専門職が、発達障害児の早期発見に向けた取り組みを始めました。

具体的には、1歳6か月や3歳の健診で子どもの発達を確認し、スクリーニング(可能性のあるこどものふるい分け)を始めたのです。

これが平成16年。現在平成32年としてまだ16年。

 

今の30代以上の大人が子どもだった時代は、まだ「発達障害」がそこまで認知されておらず、スクリーニングも専門的支援もなされていません。

ですので、発達障害がある大人の多くは、診断されていないし、専門的療育を受けていないと考えられます。

 

4 発達障害(攻撃タイプ)の人との付き合い方

 

とにかく割り切って距離を置くしかなさそうです。

「相手にわからせよう!」と思うと、かなり苦しいです。

当方も母とは完全に距離を置いています。

「多くても1か月に1度」「1時間以上は話さない」「深い話はせず端的なコミュニケーションにする」これ鉄壁ルールです。

 

親が発達障害で苦しんでいる未成年の人は、とにかく「経済的自立」を目指してほしいです。勉強するか、生きていける資格やスキルを身に着けることです。そして親に親の役割を期待しないことです。

健全な友人や大人と積極的に交流してください。

 

職場に発達障害がいる・・という人は、まず距離を置きつつ、最低限の関わりとしながら、上司や同僚と対策や困りごとを共有しましょう。

 

 

最良の道は「当人が精神科を受診する」ことなのですが、自分自身ならまだしも、他人を受診させることは至難の業です。

特に職場において「あなた精神科いきなさい」と言うのって・・ハードル高いですよね。重症な人ほど、自分自身に自覚がないことも多いものです。

 

発達障害の方が大人になってから軌道修正するのは本当に難しいんです。

だから「早期診断・療育」が最も重要なのです。

 

  

5 自分が発達障害かも・・という人

ぜひ怖がらず、勇気を出して精神科を受診しましょう。何歳になっていても大丈夫です。

大人になってからでも、受診で症状が落ち着く方はたくさんいます。

認知行動療法を教えてくれるなど、カウンセリングも併設している所がおすすめです。

 

 ★おすすめ書籍

 ↓精神科医で、元国会議員でもある水島先生の著書です。

子どもの診療とともに、その親も診断し治療につなげてきた精神科医の現場を貴重な経験と、前向きなメッセージも共に伝えてくれます。

発達障害児の診療と研究で有名な杉山先生の著書。

会話形式で読みやすいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!